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いるが、なかなか撤去してくれず、困っているので何とかしてほしい。

 

(措置結果)
管轄のNTT営業所に紹介したところ、「その電信柱には、別の家が傾いて乗りかかっており、この家を先に撤去する必要があったので作業が遅れているものである。しかし、この家が昨日撤去されたので、2、3日中には工事に取りかかれる。」とのことであったので、その旨申出人に回答した。1週間後、その後の措置状況をNTTに照会したところ無事作業は終了したとの報告があった。

 

○希望する市から水道の給水を受けたい
(申出要旨)
震災により全壊した申出人宅は、A市とB市にまたがっており、従来は両市にまたがった形で建築していたが、今回、B市側に建築することとした。しかし、上水道の給水はA市から給水を受けてきたので、今回の再建後も既存の給水施設を利用し、従来どおり給水を受けようとしたところ、A市では給水できない旨の説明があったが、納得できない。何とかならないのか。

 

(措置結果)
県を通じて厚生省の見解を照会したところ、給水義務は両市にあるとのことであった。
ただ、上水道と下水道とは、料金を一体的に徴収することなどから、下水道と併せ、上水道もB市から給水することとするものの、新たに工事を要する給水施設の工事費等については、両市が協議して極力低くする方策を取ることとなり、申出人の了解を得た。

 

次の事例にみられるように、本庁段階のあっせんにより、各関係行政機関等による幅広い運営の改善が図られたものもある。
○入札参加資格審査申請の申請方法の改善
(申出要旨)
入札参加資格審査申請については、申請書様式の入手及び申請についてはほとんどの機関で自ら役所まで出向かなければならないこととなっている。しかし、今回の大震災で大阪まで出向くのは交通事情が悪く1日がかりとなる。また、入札参加資格審査申請は、2月末にかけて集中しており、とても1回ごと出向いて対応しきれない。各業者にとっては入札資格が得られなければ、今後2年間は入札に参加できないことになってしまい、多大な損害を受けるおそれがある。何とか、申請書様式及び申請に

 

 

 

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